釈迦に説法な気分に陥った。
焼けている石には水をかける水道代すら高くつきそうだ。

では、昨日のひとコマ。。

後輩から店を開くと突然の電話。
おいおい、そんな話聞いてなかったぞ?
良い物件でも見つかったのかい?
いつお金貯めたんだい?
今の店はどうすんの?
と、まぁいろいろ聞いてみたが
なんのことはない。
今のオーナーと上手く行ってない。
ただそれだけ。
冷静な風に装ってたが中身は感情ごろごろ。
それも決して良い感情ではなく。。

こちらルーキーながら経営者。
経営サイドの考え方もあるわけだが、
こちら側に立つ意見ではなくせっかくだから
忘れたわけじゃないけどスタッフの気持ちを勉強してみたくなった。

彼は非常にストイックに物事を考えている。
超がつくほど真面目だ。
そして正義感が強い。
強いあまり自分の理解を超えた行動はすべて認められない。
そして認めない事柄に対する批判が続く。えんえんと。
オレだったら笑い話にしちゃうんだけどなぁ。。


聞いていると気が滅入ってきそうになるけれど、
これも勉強と決めたからなんとか耐えてみせようホトトギス

が、もしオレが今下っ端で彼の下に在籍していたとすると
毎日えんえんとこんな話きかなきゃならないんだろうか?
と、ほとほとリアルに感じてしまった。

下が育たずさっさと辞めていき、
方やオーナーサイドには言いたいことを言わないで悶々と。
その結果孤立する。
立ち位置だけじゃなく考え方も一緒に孤立。
高いプライドが壁になってしまい他人にものを聞くことが出来ない。
腹に一物を常に抱えている状態だ。

体にも精神にも悪そうなもんだけど、
オレは弱くないと虚勢をはって弱みを見せることも出来ない。

と、ここいらでオレの仮説を言ってみたくなった。
『店開いて自分の理解を超えるようなスタッフと仕事することになったらどうすんの?』

『自分は人を見抜く力あると思うんで面接時に採用しないと思います』

あーたたたたたたっ、ほあたーっ!
とやりたいところだがだんだん面白くなってきてまた相槌。

その後約1時間一方的に話してたが
肝心の店を開く話はどこか遠くの彼方へと忘れ去られてしまったようだ。

結局さみしいんだろうなぁ。
まぁオレでよければ話だけは聞くけどね。

なぁ、人の事はいいんだよ、ほっといても。

やるやつはやるしやらないやつはやらないんだから。
ただもう少し自分を外から眺めてほしいもんだ。

自分の範疇を超えた物事なんか腐るほどあるんだし、
それらといちいちぶつかってられるほど君は暇なの?
認めなくてもいいから受け入れたらいいのに。

許す許さないはもう水に流してしまえホトトギス。
海の中川の中じゃ焼け石もぶくぶくと沈むだけだ。
全部水に流したら残ってるのは今のありのままだけじゃん。

そしたら何かが見えてくるんじゃない?

人を見抜くのはすごいことだけど自分も見抜かなければ。
と思って電話終了したのが午前4時。

勘弁してよ。
ヤローと長電話なんか。
ふんわり桃色の電話のほうが断然イイ。
しっかし最近そんな桃色トークもしてねぇなぁ。。
2008年11月23日 17:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | edit

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